進化するサードウェーブコーヒー  波に乗り遅れたオヤジ

サードウェーブコーヒーとは?

筆者はコーヒー好きで、なんとなく耳にしたことがありましたが、飲んだこともなくあまり興味がありませんでした。

実家は以前喫茶店を経営していて、高校生のころよくお店を手伝ってコーヒーを淹れてました。高校ではお店にあった挽いてないコーヒー豆を持ち込み授業中に友達とそのままかじっておやつがわりにしてました。部活の帰りにはみんなで喫茶店へ行きそのころの高級なブルーマウンテンを飲んでました。

私は、大学受験に失敗した時、本気で喫茶店のマスターになろうと考えてました。

今ではあたり前でもあるエスプレッソコーヒーをお店にとり入れ提供していました。

当時は豆と水を入れれば勝手にでてくる大きなエスプレッソマシンではなく、一杯づつ抽出する

タイプのマシンとは呼べない道具を使用してました。約35年ぐらい前のことです。

しばらくしてエスプレッソコーヒーのブームが到来したので、先見の明はあったようですが、

早すぎたようです。(笑)

その後補欠合格ですが、東京の大学に合格し、地元でサラリーマンとして就職。

両親は私の就職を期に喫茶店を廃業してしまったので、商売でコーヒーを提供することはありませんでした。

地元名古屋は喫茶店文化がありサラリーマン時代もコーヒーはよく飲み続けました。あまりおいしくないUCC、名古屋だと松屋、ボンタイン、ダフネ、ウエシマ、斎藤、などの珈琲豆の商社のお店が

見かけられました。うちの実家のお店はそのなかでも絶対おいしいイトウ珈琲商会でした。

高度経済成長で、外食文化も進みコーヒーではドドールコーヒーなどの安いコーヒーチェーン化が進み、おいしくないけどマクドナルド、ミスタードーナツ、ファミレスのデニーズなどでコーヒーが気軽に飲めるようになり、今まで家庭ではネスカフェの粉のインスンスタントコーヒーにクリープと佐藤を入れて飲むのが当たり前で、ゴールドブレンドがでて少し味がよくなって感動してした時代もありました。

その後家庭でも手軽にペーパードリップだ淹れたコーヒーが楽しめるコーヒーメーカーが発売され、

さらにこだわりのある人は電動ミルなどでドリップ直前に豆を挽きブレンドコーヒーの香りと味を楽しむようになってきました。

1990年代後半頃になるとアメリカからシアトル系としてスターバックスコーヒーが日本に進出。

いつの間にか都心部を中心に店舗数を伸ばし、唯一スタバのなかった鳥取県にも出店し全国制覇を果たしました。

また2010年代になるとコーヒーマシンの進化でコンビニでも安く挽きたて淹れたてのコーヒーが飲めるようになり、コンビニの集客と売上に貢献しています。

ということでサードウェーブのことに戻りますが、

サードウェーブコーヒーとは、

アメリカコーヒー文化の第3ムーブメントのことです。高品質の豆(スペシャルティコーヒー)を1杯ずつ丁寧にドリップしていく地域密着型のスタイルで人気を博しています。

ファーストウェーブコーヒーとは、

1960年代くらいまでのコーヒー文化で『大量生産・大量消費』の時代。品質よりも経済効率が優先されていました。結果としておいしくないコーヒーから人々は離れていきました。

セカンドウェーブコーヒーとは、

1970年頃から品質が重要視され始め、それまでとは違う品質重視のコーヒー豆を使うようになりました。シアトル系と言われているスターバックスなど大手コーヒーチェーンが深煎り豆で苦味の強いエスプレッソや、ミルクと合わせたカフェラテを売り出し、これが広く普及するようになりました。

私がすでに目をつけていたエスブレッソコーヒーはここでブレイクしたのです。

その後、個人の好みも多様化し、いつでもどこでも同じ味が楽しめるものの、マニュアル化されてしまったコーヒースタイルは面白くない! そういった『アンチコーヒーチェーン』の概念からサードウェーブコーヒーが注目されはじめてきました。

サードウェーブコーヒーの特徴は?

スペシャルティコーヒーで、 浅煎り豆をブレンドせずに単1種のみ使用し、ワインのように生産地・品種によって豆の持つ本来の個性を楽しめる特別なコーヒー。『シングルオリジン』のスタイルがサードウェーブの最も大きな特徴です。

コーヒーの淹れ方もコーヒーメーカーやサイホンではなくドリップで一杯づつ丁寧に淹れます。

ペーパードリップではなくネルドリップで蒸らしながら淹れたほうがより美味しく感じます。

我が実家の喫茶店はネルドリップで淹れてました。

『サードウェーブコーヒー』はサンフランシスコ発祥ですが、実はそのルーツは日本の喫茶店文化にあると言われています。 日本人の持つ『おもてなし』『勤勉さ』などがカフェオーナーたちに評価され、アメリカのカフェ文化に組み込まれました、カフェを『ただコーヒを飲むところ』ではなく『人々の憩いの場に』それが『サードウェーブコーヒー』なのです。 古くからある喫茶店を『オールド・サードウェーブ』新しいカフェを『ニュー・サードウェーブ』とでも呼んでもいいかもしれません。

今現在開業30年以上たっている地域に密着した昔ながらの喫茶店が、新しい品質の豆で丁寧に淹れたコーヒーを提供し、落ち着いたスペースで憩いの場として存在していることがシニア世代には懐かしくもあり、うれしいものです。

また、名古屋発祥のコメダ珈琲店がシニア世代に人気があり、全国へどんどん出店しています。

珈琲の淹れ方にこだわったサードウェーブではありませんが、『人々の憩いの場』になっています。


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超高齢未来のビジネスを支援する元気で生きがいのでる生活情報 高齢社会エキスパート 食生活プロデューサー ロボットビジネスコンサルティング  JACKPROMOTION 代表 一般社団法人日本元気シニア総研 研究委員 日本ハッピーハロウィン協会 代表 一般社団法人ふるさと元気再生協会 理事

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